SOFT SKILLSで色々反省した
こんなツイートを見かけたので早速ポチって積読しといてやっと重い腰をあげて読んだ。 すぐに忘れてしまうので思いのままに自分なりにまとめてく
ブログ書いた。ここ5年でいちばんのおすすめ本。入社時給与交渉から引退までについて書かれてる"
— higepon (@HigeponJa) September 21, 2015
プログラマ向けに書かれた「Soft Skills」という本がすごいという話 - サンフランシスコではたらくソフトウェアエンジニアhttp://t.co/ByKMJs6FIU "
翻訳されたほんはこちら
- 作者: ジョン・ソンメズ,まつもとゆきひろ(解説),長尾高弘
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2016/05/20
- メディア: 単行本
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英文はこちら
Soft Skills: The Software Developer's Life Manual
- 作者: John Z. Sonmez,Scott Hanselman,Robert C. Martin
- 出版社/メーカー: Manning Pubns Co
- 発売日: 2014/12/29
- メディア: ペーパーバック
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全体的な感想
これもネットの書評を見たとおり、プログラマー向けのビジネス書だと思う。あとは年齢なんか結局は関係ないが、20代のうちに読んでおきたかったなーと感じた
特に刺さった部分をpick up
第4章 社交術:考えているもの以上のものが必要だ
人間は非常に感情的な生き物
正しい理論を訴えてもその人との関係値があまりイイものではなければ無駄に批判されたり、思いもよらない方向へ進んでしまうので日頃の些細な関係値づくりは必要という話。ただ世の中にはどんなにこちらが頑張っても批判ばかり口にする人がいる。もしそんな人に出会ってしまったらその人に気づかせてあげよう・うまく付き合っていこうなんて思わない事だと言っている。人の人間性を変える事はそんなに簡単な事ではない。自分の為にできるだけ逃げる事も重要だと。もし直属の上司だったら移動願い、無理だったら迷わず転職を勧めていた
第10章 プロであること
正しい事をする
ソフトウェア開発者で著作家のボブ・マーティンの説明で医者を例にして説明している
患者が医者の仕事の仕方に指示をする事がバカげているのはだれでも納得できるだろうと
患者が腕がひどく痛むので切り落としてしまってくれと医者に指示しても医者は絶対「No」というしそれが正しい判断だと
でもソフトウェア開発に話を戻すと、患者と同じ立場であるクライアントや上司に断片的な情報を元にまぁいいからこの仕様で作ってくれと言われてそのまま従ってしまう技術者が多いと。怒りをかってしまうのではないか、失注してしまうのでは無いかという恐怖がある。でもプロには超えてはいけない一線があってそこは守るべきだと。当然その場では何かしらの代償を払う可能性はあるが、長いプログラマー人生を考えたときはそちらのが良いと
第18章 テクノロジーに対して頑なな態度をとるな
選択肢を制限しない
自分が選択したテクノロジーが最高だと強調して、他のすべてのテクノロジーを過小評価してはならぬ。それは最終的に自分を傷つける事になる
自分があまり良いと思っていないテクノロジーを選んで、そのテクノロジーが良いと思ってる人を探して理由なり聴いて理解に努めよう
第26章 バカにされるのを恐れるな
小さなステップを踏もう(でなければ飛び込め)
批判される事はある程度覚悟しながらも恐れずにアウトプットし続ける。恐れて何もしていない事こそ自分にとっては最も恐ろしい事だと。小さな事でもいい最初は。でもそれすらできなければ...一気に飛び込んで必死にもがいたらイイ
このくらい刺激的な言葉だと覚えやすい!!
第28章 私の10のステッププロセス
「学習 - 実践 - 学習 - 教え」(LDLT, learn-do-learn-teach)
より理解が深まり、且つチームのレベルも押し上げる
第35章 知識の中の隙間を見つける
ただ何となくでしか理解していない事やあやふやな理解のままで事が進んでいくと弱点が長期的に増えてくる
そういった隙間が多くなると効率を最大限に引き上げて仕事をすることができなくなる
メモパットを身近において、隙間を定量的に貯めていく事から始める
第45章 習慣を作る:コードを磨こう
悪い習慣に気づいて変える
新しい習慣を生み出す
自分にxxをしなければ自分にとって重要なxxができない状況・決めを作って最初はしんどいけど頑張るしかない
第48章 どんなことでも、しないよりした方がまし
動かないでいる最大の理由は恐怖
行動を取らないでいるのは駐車している車のハンドルを切るのと同じで簡単にはきれない
逆に動いている車のハンドルは切りやすい
誰でも無駄な事は避けたいし、目的に向かって一直線で進みたいと思っているけど、実は動きながら考えて色々とハンドルを切って方向転換しながら進むことは走行距離は増えるけど最短の時間で到達できるという話
第65章 心は身体にどのようにして影響を与えるか
すべては心から始まる
信念が変われば、思考も変わる
思考が変われば、言葉も変わる
言葉が変われば、行動も変わる
行動が変われば、習慣が変わる
習慣が変われば、人格も変わる
人格が変われば、運命も変わる
宗教臭い感じもするけど納得している
第70章 失敗に正面からぶつかれ
失敗と敗北は同じではなく、失敗は一時的で敗北はずっと続く。敗北は自らの意思で選んだ結果
でもなるべく失敗してもダメージが少ない場面を選ぶとより良いと思ってる
最後に
- 多少できてる部分もあればまだまだと感じた部分もあった
- 元々エンジニアだった人が書いたビジネス書のようなものなので言っている内容がスッと入ってくる
- 元々エンジニアの人が言ってるから妙な説得力がある
- アメリカのソフトウェア開発を元に書いているので日本でもそのままとはいかないと思うけど本質的な部分はまぁそうですよねという感じ
- 老害にならないように低姿勢に真摯に自分を見つめ直す時間を持てて良かった
- 色々と突っ込みたい事はあったりするんだが、この本で出てくる第4章の内容を胸に読み込んだ