成功への情熱_稲森和夫
- 作者: 稲盛和夫
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 1996/02
- メディア: 単行本
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- 全端的な感想
社内の意識改革、価値観、文化を形成する為の勉強会・講習会の資料を元にされた本であり、かつ米国向けのグループ会社向けに作られた資料を再度翻訳されたものだけあって非常に分かりやすい言葉で書いてある。
私が心に残った言葉としては下記の2つある
「人生の結果=考え方x熱意x能力」
「信頼とは外に求めるのでは無く、自らの内に求めるものである」
なぜこの2つの言葉がいくつもある中で心に残ったのかを考えると無意識のうちにこれらを課題だと思っており解決へのヒントになると思ったからだと思う。
前者はこれまでのこれと誇れる成果を残せていない自身への課題であるし、後者はチームとして戦うために必須の要素の信頼という目に見えないもおをどのように備えるかという課題である。
考え抜く一つの突破口にしようと。
ちょっと偉そうに自身の考えも書いてみる。。。
- 問題提起
マネージャなどの管理職に値する人材にはとても良い資料となっているが、会社として成果を上げるには管理職だけでなく、その下で働く一般の授業員も一つにまとまるような施策が必要になる。
管理職の人材は言うまでもなく重要な要素だが、その下で働く従業員は数でいうとはるかに多く、彼らに対する訴え(教育)の方がむしろ重要なのではないか
- 意見提示
一般の従業員をまとめるためにまず、管理職の人材にこのような訴え(教育)を行うというのだ。
とすぐに言われそうだが、縦割りの組織の考え方としては確かにそうである。
私が思う事、言いたいことは
組織のトップ(トップに近い人材)からどんなに簡単で単純なもので良いので直接一般の従業員に向けたメッセージを発する事が全体の組織としてむしろ、合理的であり、効果的であり、且つ難なく今すぐ出来る事なので、それをセットでやるべき。ということである
- 結論
会社の永続的な反映としては管理職以上の経営者層のベースアップはもちろん必須であるし、重要であることは間違いないと思う。
しかし、会社として共通の価値観や文化を兼ね備える事をも目的としているならば(読解力がなくスイマセン)上記の方法も取り組むべきかもしれない。