弁護士ドットコム×みんなのウェディング ライフイベントメディアの成長を支える技術勉強会に参加してきた
久しぶりに勉強会に参加させてもらったのでまとめておく
勉強会概要
Time Table
みんなのウェディング 「爆速開発のために独自フレームワークからRails に移行した話」 @松久 浩伸
- 今まではMobaSifを利用
- perl5.8 / mysql5 / FastCGI という割と昔のものという印象
- 文字コードにShiftJISやEUCとか出てくるあたりはガラケー時代を思い出す
- Prototype.jsも時代を感じる
- リリースまでは4ヶ月ほど要している
- リバースプロキシを導入して新しいFW、古いFWでレスポンスを返す等完全切り替えでなく、移行期間を設けている
感想とか
- Rails、ActiveRecordの命名ルールとか既存のDBのschema設定に依存してしまい、どう対応していったのかと気になってた
- 結果的にはこのあたりは別扱いというかまずはRailsに乗り換える事を優先していったという感じ
- ActiveRecordをもっとフル活用できるとより爆速開発につながるんだろなーと勝手に思った
- リバースプロキシで移行期間を設けてというのは良いと思うが、この移行期間はダブル運用になるので運用コストも見逃せないと思う。最短で切り替えていく計画が必要だろうと感じた。(おそらくやられているかと思いますが)
- 場合によってはアクセスがスパイクした時とか、裏側で2つのシステムをみて対応していかないといけないし...
弁護士ドットコム 「CloudSignでのGo言語でのサービス開発」@和田 浩一
- サーバ側の実装はGo,Revel
- もともとはPHPで実装されていた
- なぜ、Goを採用したのか
- 開発するサービスが独立している分自由度があったので新しい言語、FWを採用しやすかった
- サービスの特性上、堅牢性が重要でその観点からも静的型付言語でコンパイル時に初歩的なエラーを発見できるのは良かったと
みんなのウェディングのデータ分析基盤の作り方 @小室 直
www.slideshare.net
解決は
- 巨人の肩にのる!!
10年戦えるデータ分析入門 SQLを武器にデータ活用時代を生き抜く (Informatics &IDEA)
- 作者: 青木峰郎
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2015/06/30
- メディア: 単行本
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- redshift,bricolage,kuroko2
- fluent ,embulk,kinesis
分析には
- re:dashも使ってる
- dmemo(DBのドキュメント化ツール)
感想とか
- 布教活動は重要だなと同じく感じた
- 全てエンジニアのバックボーンがあるならそこまで要らないかもしれないけど
- 技術のわからない人向けにデータ分析関連(SQLとか)を覚えて活用すると自分の目標にどう活かしていくことができるかをセットで教えられるとより身につくだろうなと思った
弁護士ドットコム 「Yahoo砲にも耐えるインフラ設計」@薄井 敏臣
おこなった対策
- htmlをキャッシュしてCloudfrontでレスポンス
- けどダメだった
- AWSのauto scaling
- けどダメだった(ELBのスケールアップやオートスケールは間に合わない)
最終的には
- varnishを前方に配置
- Cloudfrontから切り替え
感想とか
- うちも今同じようにキャッシュでhtmlをレスポンスしている仕組みがある。Varnishの性能とベンチマークしてみたいなーと思った
- 自分も取り急ぎの基準値としてGoogle Analyticsのリアルタイムセッション数は参考にするけど、正しくは秒間のリクエスト数になるのでそのあたりをスパイクしている時に瞬時に把握できる仕組みが必要だなと思った
- AWS側のスケール対応が間に合わないって話はちょこちょこ聞くなぁ〜
みんなのウェディング 「サービスを支える監視運用の工夫」@坪井 昭憲
www.slideshare.net
以前は
- Munin,Zabbix,Nagios
現在は
- zabbix,cloudwatch,twillo
感想とか
- AWSのEC2インスタンス追加時に自動でzabbixの開始対象へする設定は確かに良い(zabbixの監視テンプレートも自動で割り当て)
- 最近は監視内容、項目のバージョン管理していく流れ(code化される)があると思っていてそのあたりの考えとかザックばらんに話聞ければが良かったけど時間が無くて残念
- AWS Configとか検証してたりしないかなーと思ったけど
弁護士ドットコム 「スケールする会社を支える開発組織のマネジメント」@市橋 立
- カウボーイスタイル開発
- スタイルなし
- テストサーバ1台でみんで開発。かなりの初期感がある
結局スケール対応するマネージメントとは
- ライフサイクル
- ステージ別に考えて重点をどこにおいて対応していくかを考える
重要なのは下記
- 問題の見極め
- アンテナを張る
- ノイズなのかシグナルなのか
- 3回ルール(3回同じ事が起きたらノイズではなくシグナル)
- 引き出しを増やす
- 他の事例を参考にインプット
みんなのウェディング 「職種を超えたスキル育成でキャリアをつくる」@中村 修治
www.slideshare.net
自分で勝ってに学べよ
は基本としてあるけどそれだけではダメでチームとして行うこと自分にもメリットは返ってくる。例えば下記
- 他の職種の人との共有言語ができる
- 組織として学びの文化形成(環境変化への対応)
- チャレンジングな部署移動を積極的にできる
組織、社会、自身が変わっても十分に力を発揮するようにするために少しづつ着実に自分のできることを増やす事が大切!!
この方の歩んできた経歴がとても面白くて一度フランクに話聞きたいなーと思った!!