自分的リモートワークに関して
Makuake Product Team Advent Calendar 2018 の8日目の記事です。
はじめに
今の会社では、所属している開発チーム内でリモートワークを許容するかどうかを取り決めています。なので組んだチームの意思によってリモートワークが採用されるか否かが決まります。
んで今のチームではリモートワークを採用していてここ数ヶ月は基本的にリモートワークで仕事をしています。
多分自分がこの会社でリモートワークの一例目になるかと思います。
数ヶ月過ごしてみての思ってる事、気をつけている事などを書いてみようと思います。
当然、個人の見解ですよ
基本スタンス
そもそもチームを組んでディスカッションから始めないといけないとか、大枠の仕様の議論が存在する場合は同じ空間に集まって仕事した方が絶対に効率的です。
そのフェーズを過ぎて(or 元々必要ない場合もあるかも)からリモートワークが可能というのが基本スタンスです。その前提で気をつけている事などをあげていきます。
特に気をつけている事
自立
基本的に自走できないと無理です。仕様決めしかり、技術的にもそうです。
もちろんチームなので助言を求めたりはサポートを受ける事は問題ないですが、いわゆるおんぶに抱っこ状態では機能しません。
技術的に未知の領域にぶつかるときも当然ありますが、調べ尽くして絶対に習得してやると腹をくくって取り組みます。
レスポンス
slack,githubでのやりとりがメインになります。いつも姿が見えない分、いち早く反応して仕事してる感をアピールするように心がけています。
移動中であってもスマホからレスポンスしてたりします。
どうしても集中モードにしたい場合とかは当然レスポンスが遅くなりますが、その旨をslackのチームのチャンネルに一言伝えてから行います。
パフォーマンス
一番これが重要かも。とにかくパフォーマンスが落ちればダメだねとなって、そもそも会社としてNGになりかねません。
会社も一例だけをみて良し悪しを判断しないと思いますが、リモートワークを導入して一発目からコケると風向きは悪くなります。
初回の事例が成功事例になるとその後、話がしやすくなります。そういう傾向はあると思っています。
1日1日の成果をより意識して取り組む必要があります。むしろ出社して作業する成果よりも上回った成果を意識します。(そのぐらいの意気込みでという意味)
そうすると、着地を必ず意識することになるのでアウトプット=成果に繋がってきます。
ハンディキャップ
たぶん人間の心理としてだと思うんですが、何かの課題に取り組んで結果的にうまく成果を出せなかった場合、
- 出社してチャレンジした場合は努力過程が見える(毎日遅くまで取り組んでたとか)ので一生懸命頑張った結果だからしょうがないと思われがち。
- リモートでチャレンジした場合は努力過程が基本的に見えない(出社してやるのと比べて)のでダメじゃんって思われがち。
となる事も自分は受け入れてやっています。
今の会社の人はちゃんと理解して評価を与えてくれると思いますが、一般的にはこーなんだろうなと思っています。
いつでも出社準備してる
業務時間内であれば、いつでも電話やslackで呼ばれても出社できる準備をしている。家が遠方なので呼ばれてから会社着くまでに1時間はかかりますけど。
あくまでもチームで成果をだすことが重要なので、会って話すべきだとなればいつでも出社します。その準備はいつもしています。
会話OKのコワーキング、会話NGのコワーキング
だいたいコワーキングスペースを利用していますが、会話OKとNGのところがあります。
1日の予定を考えて、今日はモクモクな日だなと思えば会話NGのコワーキングを選択しますし、オンラインMTGが何件かあったり、slackでの議論がありそうな日は直接話せる?ってなる確率が上がるので会話OKのコワーキングを選択しています。
taskを部類わけする
そんなに細かくわけないですが、ある程度雑音があってもこなせるtask
とがっつり集中しないとこなせないtask
を分けています。
家で仕事する事も多いですが、家だと子供の声や家事の音などは避けられないのでそういう時はある程度雑音があってもこなせるtask
をしたりして効率的にできるようにしています
slackガイドライン
自分は最初思いつかなったですが、これがあると助かります。
基本的に非同期の仕事スタイルなのでその事を理解した上で必要最小限のslackガイドラインがあるとお互いにストレスなくコミュニケーションが取りやすくなります。
- slackだけど同期的に会話したい場合のルールとか
- いつまでに回答が欲しいと締め切りを設けたりとか
- メンションは曜日・時間帯で送ってok or ng とか
@here
,@channel
,@個人名
の使い分けとか
- DMを基本的に禁止とか
- リアクションは必ずするとか
...
テキストだけの情報に注意
一度自分は失敗しました。基本的にテキストだけのやりとりになるので、気軽にいった言葉が相手にはそう受け取られておらず、怒っているかのように受け取られたりしてしまう場合もあります。
受け取り方は様々あるので、誤解を与えない言葉をチョイスしたり、日本人得意のすいませんが
という枕詞を活用すべきかもしれません。
ここからは半分冗談なんですが
とかもありかもです。HRTを再度思い出しても良いかもしれません。
見える化
よく言われる事ですが、slackには最低限下記のように残しています
- 始業するときにslackにpost
- 休憩や食事でオフラインになる時に一言slackにpost
- 休憩から戻って仕事を再開するときに一言slackにpost
- 1日の仕事を終わるときに一言slackにpost
でよく見える化をすべきだよねってなってリモートワーカは見える化に務めるんですが、リモートワーカー側からすると社内の様子はわからない(ブーメラン)
リモートワークを許容するならば、社内も見える化に努めないといけないですよね。
リモートワークとかの文脈でなくても見える化は重要ですけどね。
同じ空間にいるからこそ伝わる情報がない事を理解する
リモートワークしてみてから気づきました。なんて言い表せば良いかわからないのですが、人間そういうのありますよね。
情報は取りに行くことが基本で、その取りに行く場所にもない情報というのがあったりします。単に情報を残すことを怠ったわけではなくて、、、でも存在する情報です。
この事を理解できれば、知らない社内情報に触れたときに消化しやすくなります。
どう消化するかは個人次第ですけど
ここ数ヶ月やってみての自分のパターン
だいたい下記のようにパターン化してきましたね。
- 朝、子供を幼稚園に送り、9時から3,4時間はそのまま家で仕事
- 雨が降ってたりすると家から徒歩で行けるコワーキングへいく
- 天気がよければ、横浜あたりのコワーキングへいく
- だいたいマンネリしてきたら新しいコワーキングを発掘する
- 夜帰ってくるとだいたい子供が寝る時間になり静かになるので家で仕事再開する
定期的に場所を変えることで気分転換と集中できるように仕向けています
これはだけはやらないと決めてること
たまに見かけるのですが、体調が悪いので本日は自宅作業します
。的なやつです。
自分的価値観はなしですね。出社もできないぐらい体調が悪いのならば、たとえ家で仕事ができたとしても質の高い仕事なんてできっこないです。
そんな状況下で仕事しても体調が回復した時に見たらダメなコードのパターンが多いからです。
そうすると無駄な時間を過ごしていただけということになります。
気持ちはわかりますよ。そんなにパワーを必要としない仕事とかは、確かにこなすことはできるとは思います。しかし、無しと決めています。
基本的には回復に努めて休むべきで思い切って休む or 早退にして復活してから巻き返した方が絶対に良いです。
仮にどうしてもやりたいのであれば体調が悪いので
という事など言わないでやればいい。
私には言い訳にしか聞こえない言葉なので。
ちょっと脱線
最終的にリモートワークを導入してみての成果という話になり、ひとくくりで評価され始めるとつらい。
体調が悪いので本日は自宅作業します
=パフォーマンスが下がった状態の成果
が混じってくるとノイズでしかない。
なにか新しい仕組みを導入しようとしての初回成功は重要というのは既に述べましたが、そこに関わってきます。
ひとくくりでなく、ちゃんと状況を把握しての評価であれば問題はありませんが、人間忙しくなると簡単な解を無意識に求めるものですからね...
最後
まぁつらつらと書いて来ましたが、職種やその人の性格的なものだったりも大いに関係するので一概に良いとは言えませんが、自分には合っているという評価です。
良い意味で自分へのプレッシャーにもなって頑張らねばという気持ちにもなりますし、隙間で家族の時間が取れたりできるのはありがたい。